米議会は休会明けの9月にハリケーン「ハービー」の被災者支援と暫定予算

米議会は休会明けの9月にハリケーン「ハービー」の被災者支援と暫定予算、連邦債務の法定上限引き上げの法案を組み合わせる公算が大きいとみられる。そうなれば政府機関閉鎖が当面回避される上に、債務上限引き上げを巡る争いで多大な犠牲を強いられずに済みそうだ。

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3つを組み合わせた法案ができれば、共和党指導部は、財政問題での論争を後回しするようトランプ大統領や頑強な党内保守派を説得しやすくなる見通し。財政で対立すれば、共和党が最優先目標に掲げる年内の税制改革実施に手が回らなくなる可能性がある。

共和党の下院保守派グループ「下院自由議員連盟」を率いるマーク・メドウズ議員は29日、「政府閉鎖で争いがあるとしても12月か来年1月になるだろう。9月にはないだろうし、テキサス州の災害が続く間はあり得ない」とABCニュースに語った。

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トランプ大統領は先週、国境の壁の予算16億ドル(約1770億円)に民主党が同意しなければ、10月1日に政府閉鎖になり得ると警告したが、今はハービー被災者への災害救援資金を早急に承認するよう議会側に求めている。

共和党は既に、債務上限引き上げ法案と短期歳出法案を組み合わせることによって政府閉鎖を回避する暫定案を検討している。これにハービー被災者支援を加えれば、たとえ議員らが国境の壁予算を盛り込まなくても、大統領の拒否権行使は政治的に不可能となる見込みだ。